西大寺法人会青年部会（岡山県）は、全国青年の集い・大分大会の租税教育活動プレゼンテーションで、私達の取組『税の「先生」は高校生』を、全国の法人会青年部員に向けて発表した。

『税金』って聞いたことがありますか？

租税教室では、この掛け声からスタートします。
講師は、高校生！
私達の取組は、高校生が先生となり小学校で行う『租税教室』。法人会と税務署と地元高校が協力し行った。租税教室の先生は、西大寺高校商業科の生徒４名。高校の課題研究「開放講座」の一環と地域貢献活動として協力していただいた。高校生は、『税』についての理解をさらに深め、社会で必要な能力（プレゼンテーション力・実行力・積極性・協調性・コミュニケーション力）を養い成長することを目的として実施した。

　この事業のきっかけは、高校生向けの租税教室を開催し始まった。講師養成研修では法人会と高校生が一緒に学び合い、自主練習では法人会・税務署・高校が全力でサポートした。税務署から税について、青年部会メンバーから租税教室のノウハウ、高校の先生からは分かりやすく伝えるコツなどを伝え、高校生も一生懸命練習した。

　 2月7日(木)に西大寺小学校で、高校生による租税教室が行われ、授業では、税の仕組みや税の使い道等について説明したほか、日本の税金の種類やどこに税金が使われているかといったクイズを出すなど工夫をし、児童らの興味を引き付けていた。

　高校生は『税』について自ら学んだ事を、小学生に教える。そして小学生にわかりやすく伝えるために自分たちで考え、仲間と協力し練習に励んでくれました。実際に、聞く側の小学生からも親しみやすかったと感想があり、授業が大変盛り上がりました。

　 高校生の真剣でキラキラ光る姿を間近で見ていると、青年部会員も租税教室に対する意識が向上し、過去最高の租税教室開催数となりました。

　この私たちの取り組みは、地域の未来を支える高校生と現在の地域を支えている青年部会員が、共に『税』という共通のテーマで学び合い、そして共に地域の事について考える効果を生み出しました。
『地域の今と未来を繋ぐきっかけづくり』という、成果を生み出しました。

　 このような内容をプレゼンしました。結果は『奨励賞』でしたが、私たちのプレゼンに興味を持ちパネル展示ブースまで足を運んでくれた方がいらっしゃいました。残念ながら、最優秀賞・優秀賞には届きませんでしたが、私たちの取組みを全国に発信できたことが、最大の成果となりました。

子どもたちの未来と地域のために、皆さんの法人会でも「税の先生は高校生」を始めてみませんか？
必ず子どもたちの成長に繋がります！！

（令和元年11月22日　掲載）

＊詳しい活動内容は、西大寺法人会のホームページ等に掲載していますのでご覧ください。
　西大寺法人会HP