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南三陸町に買い物支援レポート

酒田法人会女性部会[ 災害・支援・応援]

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酒田法人会女性部会18人は、復興支援事業として、6月に宮城県南三陸町での「買い物支援」を実施しました。

 

未曽有の東日本大震災から1年3ケ月を経過し、大分落ち着きつつあるとはいえTVに映る被災地の状況には、未だ辛い思いでおりました。
女性部会では、総会に向けて「被災地支援で何かできないか?」の声が上がりました。検討の結果、既に「全国防災ネットワーク」(商店街の支援ネット)を通じて連携のとれている南三陸町に赴き、要請されている「買い物支援」を行うこととなりました。

酒田から車で片道4時間掛けて、かつ日帰りの企画は、当初女性陣には負担が大きいかと危ぶまれましたが、想定を超えた大災害の現地に学ぶことの多さと、復興に向けて日夜頑張っておられる方々の声に触れることの大切さを話合い、実行することを決定しました。

6月5日(火)朝7時、18名の参加を得てバスで出発し、予定通り11時には現地に入りました。到着と同時に目にした光景は、思い描いていた想像をはるかに超えた悲惨なもので、表現する言葉も見つかりませんでした。

随分片付いたとはいうものの、瓦礫やタイヤが堆く積まれ、家々も土台を残しただけの光景に、それまでの幸せな生活を一瞬にして奪った津波の脅威に身震いし、思わず涙を禁じ得ないほどでありました。

主目的地の『さんさん商店街』(2月にオープン)では、及川組合長さんが待っててくれて、「借金をしても、またこの地で商売するのは、亡くなった仲間への鎮魂の思いと、商人が商売を止めたら何も残らない」と、殊更元気に、満面の笑顔で話す様には感動しました。励ましに行った私達が反対に元気を頂く形になりました。

その後、お忙しい立場ながら佐藤町長にもお会いでき、突然の災害の凄まじさと、現状検討している対策について説明を受け、最後に働く場を無くし、そのために意欲を失っている人達の「心の復興」が当面する重い課題と伺いました。

ささやかな「買い物支援」でありましたが、大災害の怖さを実感したことと、これに日々立ち向かっている被災者の皆さんの絆の強さに、思いを深くしつつ、少しでもお役に立てたことを、参加者一同喜びながら帰路に就きました。(女性部会副部会長 佐藤幸美)
(2012)
 

画像1 南三陸町の佐藤仁町長=右端=から復興状況の説明を受けました

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