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本を被災地の図書館へ贈ろう(レポート)

豊島法人会女性部会[ 災害・支援・応援]

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豊島法人会女性部会(東京)は、3月初め、岩手県内の被災地を訪問し、図書の寄贈を行った。
昨年3月11日の東日本大震災の発生以来、豊島法人会では義援金募金街頭活動、チャリティ収益金寄贈等の活動をして参りました。
その一環として昨年の11月21日~12月15日にかけて、女性部会被災地支援プロジェクト「本を被災地の図書館へ贈ろう」の呼びかけを行い、その結果、法人会員や一般の方の協力により一般書・新書・専門書381冊、児童書18冊、辞書・辞典・図鑑122冊、文庫本180冊の計701冊を集めました。
3月8日~9日に、遠藤部会長、森永・田中副部会長他3名の女性部会員が、ボストン在住アメリカ人女性ボランティアのAmyaL.Miller(アミア・ミラー)さんと共に、岩手県大船渡市・陸前高田市他を訪ね、701冊の本(ダンボール9箱分)を届けてきました。
豊島法人会と石巻法人会は姉妹提携をしており、初日の3月8日には、渡邊女性部会長と千葉事務局長が、私たち一行を出迎えてくれました。2人も家が1階部分まで浸水したということで、ライフラインが一月以上途絶えた当時の様子などを聞くことが出来ました。
翌9日には、大船渡救援物資センターのボランティア、今野さんの案内で、未だ、津波の爪跡が生々しい気仙沼市と陸前高田市の被災現場を見学。その後、大船渡市立末崎保育園に児童書数冊、さかり保育園1箱分を寄贈しました。
さらに、大船渡市議の渕上さん、「NPO法人けせん・まちの保健室」代表の畑中さんに会い、復旧・復興の困難さを聞きました。徐々にではありますが水産加工場も再開し、大船渡・気仙沼のガレキの処理も太平洋セメントなどの企業が、毎日800トンの焼却を請け負ってくれている等の話も伺いました。
午後は岩手県立大船渡病院(ここは三陸拠点病院だった)に4箱分を届けました。大船渡商工会議所では、上野専務理事から海から3キロ先まで津波が到達したとの話を聞き、津波の怖さを改めて思い知らされました。大船渡商工会議所には4箱分を寄贈することが出来ました。
豊島法人会の活動が少しでも被災地の皆様の心のやすらぐよう祈念しています。
復旧・復興に向けて日本全国で力を合わせて東日本を支えていく努力がまだまだ必要ではないでしょうか。(豊島法人会広報委員・女性部会幹事 菅原由利子)
(2012)

画像1 末崎保育園にて

画像2 いまだ生々しく残る津波の爪痕

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