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チベット人声楽家を招き「公益社団化記念講演会」を開催

須崎法人会[ 社会貢献]

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 須崎法人会(高知県)は公益社団化を記念し、5月15日(火)、チベット人声楽家のバイマーヤンジンさんを講師に招き、「天に一番近い大地チベットからのお話」-夢を実現するには-をテーマに、講演会を開催した。
 講演は「こじゃんとうれしいぜよ」と土佐の方言で始まり、講師のバイマーヤンジンさんの生まれ故郷の チベットでの暮らし、チベットには日本から飛行機で2日間もかかること、11人兄弟の6番目に生まれたこと、一家の暮らしぶりは、牛・羊・馬の放牧で、極貧の生活だったなどを話した。
 さらに、教育の重要性について語った。日本は、恵まれた教育環境にあり、文化水準も高いのに対し、チベットは、文盲が多いなど、全く逆であること。日本は資源のない国だが、教育を高めることで、物づくりができるようになったのだと話した。
 また、最近話題になっているいじめの問題にも触れ、ヤンジンさん自身も、中国四川省音楽大学時代にいじめを受けたこと、その中で、心の弱い人がいじめられると気づき、そうならないように、誰にも負けないようにと勉強を頑張ったなどの経験談を披露した。
 ヤンジンさんは、日本人の夫と大学留学中に知り合い結婚し、現在、大阪府在住で1児の母。日本の生活をする中で文化の違いに気づき、外国の文化習慣を理解し吸収することの重要性を知ったと語りかけた。
 いま、ヤンジンさんは、恵まれた自分の生活は、故郷チベットがあるからであり、そのためには、故郷に恩返しをしようと考え、夫と共にチベットの学校建設に取り組んでいること。現在までに10校建設し、5000人が学んでいること。最初の小学校から大学生が生まれたことなどを話した。
 最後に、日本のすばらしさ・幸せな国で暮らしていることに気づいて欲しいと話し、チベット語でチベット放牧民の民謡を素晴らしい声量と音感で歌い、約300人の聴衆を魅了した。

 今回の講演会は、須崎税務署の細川芳邦前署長の紹介によるもので、以前、小豆島法人会で聴講し、「大変感動したので是非須崎でも・・」との薦めで実現した。特に、「現代の恵まれた社会に育つ学生に聴いてほしい」との細川前署長の意向で、社会貢献事業の一環として、須崎高校の生徒1、2年生100人と須崎市民にも参加を呼びかけた公開講演となった。
(2012)

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