盛岡法人会（岩手）女性部会は８月２７日、岩手県釜石市根浜海岸の旅館「宝来館」と、津波により町内の建物の４割以上が破壊された大槌町を訪問しました。東日本大震災から１年５ヶ月が経過し、震災当時の記憶も風化し始めていることから、宝来館女将の岩崎昭子さんの震災体験を直に聞いて、同じ被災県の女性部会としてこの記憶を共有しようという趣旨によるものです。
　女将の岩崎さんからは、「今ここに自分が生きているのは本当に奇跡です。これまで多くの人々に助けられてきましたが、これからは悲しみを乗り越え、自分たちの力で復興できるよう頑張ります。」と力強い熱意に溢れたお話を聞くことができました。
　宝来館の前に建てられた「慰霊の鐘」も見学しました＝写真。
　さらに一行は、町長をはじめ役場職員139名中33名が、津波の犠牲となって亡くなった大槌町役場跡を訪ね、犠牲者に献花するとともに、1日も早い復旧を願い、これからも被災地支援を続けることを誓いました。
(2012)