北海道斜里郡清里町にある道立清里高校の高校生が、今秋、清里町立清里中学校で後輩の中学生に租税教室の出前授業を行った。これに先立ち、網走地方法人会（北海道）青年部会の部会員が、高校生を対象に事前講習会を開いており、きわめてユニークな租税教育となった。
　出前租税教室が行われたのは2012年９月14日。清里高校の３年生31人が清里中学を訪問。清里中学３年生40人を相手に、税の仕組みや税の使い道等について説明した。高校生たちは６班に分かれて教壇に立ち、ＤＶＤなど資料を使って出前授業を行った。
　（写真は、租税教室の出前授業を受講する清里中学生たち）
　青年部会例会では、今春、今後の租税教室の進め方について内部で議論し、その中で、「最初に高校生に教えて、受講した高校生が講師役となって、次に中学生へ教えてはどうか」という意見がでた。その後、網走税務署や学校とも何度も打合せを行い、５月に青年部会員が高校生を対象に租税教室を開いていた。
　この活動は、2012年11月1日の青年の集い宮崎大会（11月1日）のプレゼンテーションで発表、優秀賞を受賞した。
(2012)