税への理解を深めてもらうイベント「ねんぐ祭り」が11月25日、愛知県愛西市稲葉町の愛西市文化会館で開かれた。会場には、わた菓子や五平餅などを販売する特設テントブースも並び、参加した約2000人の小学生らは、クイズラリーやゲームを楽しんだ。
　江戸時代以前の租税制度「年貢」をヒントにネーミングした「ねんぐ祭り」は今回で10回目。津島法人会（愛知）の主催で、小学生に税金の役割と意義を理解してもらおうという租税教育活動の一環として行っている。
　クイズラリーでは、「作家や芸能人が本を出版して得た収入には『印税』という税金がかかっている。○か×か」などの質問が出され、小学生たちは、○か×で答えていた。クイズラリーは、特設テントごとに出題され、正解の場合はスタンプをもらい、最後に、景品をもらった。
　会場にはレンコンのどら焼きなどの海部津島地域の特産品を販売する露店や輪投げ、ミニボウリングなどのゲームを楽しめる特設ブースもあり、親子連れでにぎわった。
　また、文化会館内のホールでは税金クイズが開催され津島税務署法人統括官が扮する殿様、イータくんが大活躍した。
　同会が海部津島納税貯蓄組合連合会と共催で行っている「税に関する優秀作品（作文、習字）」の展示と表彰式も行われ、約5100点の応募作品の中から特別賞と特選に選ばれた小中学生87人に賞状が贈られた。
(2012)