東京都が推進する「花粉の少ない森づくり運動」に参加して、杉苗の植栽活動を行っている青梅法人会（東京）が、12月末に東京都産業労働局から「とうきょう森づくり貢献認証制度」の第１回認証を受けた。
　この運動は、多摩地域のスギやヒノキ等の人工林を伐採し、花粉の少ないスギ等を植栽することにより樹種更新を図り、多摩地域から発生するスギ花粉量の削減を目指している。運動には、個人と団体が参加できるが、同法人会は、他の大手の企業・団体18ともに「企業の森制度」に参加。青梅市長淵の１・61ヘクタールの山林を「ふれあいの森　企業の森・公益社団法人青梅法人会（長淵）」と名付け、ボランティアとして植林や下草刈りなどの森づくりを行っている。第２回目となった６月８日の植栽イベントには、会員23人が参加し、花粉の少ない杉苗300本を植えている。
　同会は、花粉の少ない森づくりを目標として、森林整備費などの負担と植樹等の作業を手伝うもので、2021(平成32)年までの10年間継続する予定だ
(2012)