小学生の人気投票で選ばれたヒーロー「租税戦隊ＳＯ－Ｚ(ソーゼット)」が、山形法人会（山形）青年部会の租税教室で大活躍をしている。
　同青年部会は女性部会と協力して、小学生を対象に租税教室を開催してきたが、「希望校が少ない」「子どもたち、自分たちとも楽しんでいるか疑問」などの反省点が出ていた。
　このため、小学生にもっと関心を持ってもらおうと、税の大切さを伝えるオリジナルヒーローを企画。10のヒーローデザインをもとに、昨年夏、同法人会がカバーする山形、天童、上山、寒河江各市の15校の小学生に投票してもらう「人気総選挙」を実施した。
　この結果、赤いスーツをまとったＳＯ－Ｚが、総投票数652票のうち290票を集めてトップ当選した。新ヒーローは、昨年秋にデビューした。
　租税教室で、青年部会員や女性部会員が、税金によって消防活動や学校の教育はまかなわれているなど、社会の仕組みを説明した後、赤いスーツのＳＯ－Ｚが1億円の札束レプリカを両手に持って現れると、大歓声が上がるなど、小学生の人気を集めている。
　青年部会は、今後、敵キャラクターも作り、よりストーリー性のある租税教室の展開を目指すことにしている。
（写真はいずれも、1月29日に天童市立干布小学校で行われた租税教室で）
(2013)