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仮設住民の皆さん、うちわで猛暑を乗り越えて

相双法人会[ 災害・支援・応援]

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 相双法人会(福島)は、平成25年度計画事業の一つである「地域社会貢献事業 震災・原発事故被害者への支援活動」として、「コンパクトなうちわ」を、南相馬市、相馬市、相馬郡新地町の2市1町の仮設住宅で生活する全世帯に贈った。うちわは、全法連がいちごプロジェクト事業として作製したものを相双法人会が購入した。
 7月11日に、同法人会の只野裕一会長が、南相馬市と浜通り地区の最北端で宮城県との県境に位置する新地町の社会福祉協議会を訪問。南相馬市にはうちわ3000枚、新地町に600枚を届けた。
 南相馬市社会福祉協議会では、門馬秀夫協議会会長と佐藤信一常務理事と面会し、うちわを委託。同市原町区と鹿島区の仮設住宅で暮らす同市民だけではなく、相双地域の各町村からの避難住民にも、もれなく配布してほしいと頼んだ。南相馬市全体では2762世帯が入居しており、鹿島区の仮設住宅には区外からの157世帯も生活している。
 (写真は、南相馬市の社会福祉協議会の役員にうちわを贈呈する只野会長=中央=)
 また、新地町も、同様に社会福祉協議会の冨田いさ子事務局長に配布をお願いした。同町の仮設住宅で避難生活を続けているのは425世帯で、このなかには、同町以外の11市町村、124世帯の住民も含まれている。
 さらに、只野会長は、7月18日には相馬市で開かれた「応急仮設住宅・災害公営住宅組長会議」に出席し、各組長に配布のお願いをした。同市内には仮設住宅等は16か所あり、1178世帯が入居している。只野会長は持参した1500枚のうちわを、組長会議の代表者である刈敷田第一応急仮設住宅組長の木幡靖夫氏に贈呈した。
 同市の仮設住宅には南相馬市(主に小高区)から233世帯、飯舘村から164世帯、浪江町から90世帯の住民が移り住み、避難生活を続けている。
 只野会長は、「2年4か月が経っても、依然つらい時期が続います。うちわには、周囲は支援を忘れていないというメッセージがこめられています。自立を目指すのがつらい時もあるでしょうが、このうちわが、少しでも皆様の気持ちの支えになればと考えています」と、相双法人会を代表して挨拶した。
(2013)

画像1 相馬市の組長会議で挨拶する只野会長(中央、立っている人物)

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