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原発避難の富岡町の仮設住宅を視察

本郷法人会[ 災害・支援・応援]

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 東日本大震災から早2年の月日が流れようとしていますが、福島復興支援事業として、本郷法人会(東京)は6月9~10日、1泊2日で「福島復興支援・バス視察研修会」を実施しました。
 昨年の宮城県石巻に続く2度目の被災地視察で、今回は、福島第1、第2原子力発電所の中間に位置する冨岡町の住人の方々が避難されている福島県郡山市富田町の仮設住宅を訪ねました。
 まず、富岡町生活復興支援センター「おだがいさまセンター」を訪ね、富岡町社会福祉協議会アドバイザーの吉田恵子さんから、現在の町民の状況や震災・原発事故直後のお話を伺いました。同センターは仮設住宅内にあり、避難されている富岡町民への情報提供や生活支援活動を行っています
 吉田さんのお話では、大震災翌日に原発事故による避難勧告が出され、余震の続く中皆さんは、着の身着のままで何時間もかけて避難したということです。原発の安全神話を信じていたので、揺れが落ち着けばすぐに自宅に戻れると、全員が思っていたそうです。
 富岡町民はいまも、全国に散り、慣れない土地でのストレスや子どもの学校の問題、先の見えない生活への不安を抱える過酷な現状が続いているようです。住める可能性の薄い土地への除染計画、時間の経過とともに減るニュース報道。被災者の真意が伝わらないもどかしさを、町民は抱えているようでした。
 被災者の置かれた現実を目の当たりにして、胸が締め付けられる気がしました。
 縁あってお話を聞く事が出来た私たちが周りの方々に語っていく大切さを痛感すると共に、法人会のスローガンである「いい出会い」が遠く福島へとつながった旅となりました。
(写真は、おだがい様センター前にて)

(2013)

画像1 遠藤武自治会長へ見舞い金を手渡す利根川政明会長(右)

画像2 会津若松市河東町の会津藩校日新館前での記念撮影

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