奄美群島日本復帰60周年の記念事業として、鹿児島法人会（鹿児島）は８月24日、郷土の文化を子供達に伝えようと、鹿児島市南栄の「奄美の里」で、『ここ鹿児島で奄美を体験しよう！』のイベントを開催した。
　鹿児島県本土在住の親子連れを中心とした110人が参加し、普段めったに触れることのない“奄美大島”の独特の芸能や伝統工芸、食などの文化を満喫した。
　イベントではまず、奄美の郷土料理‘鶏飯’を味わった後、草木染めによるハンカチ作りと大島紬の製造工程を見学。子供達は草木染に挑戦し、自ら染めた模様のついたハンカチを手に取ると笑顔にあふれた。
　島唄体験では、民謡日本一の実力者中村瑞希さんと前山真吾さんらが登場し、島唄を披露。次に、子供達は太鼓のチヂンを叩き、舞台と観客との間でハヤシを掛け合い、会場は割れんばかりの歓声に包まれました。最後は全員が輪になり、八月踊りや六調で大いに盛り上がった。子供達にとっては夏休みのいい思い出になった。
　イベントは、奄美群島日本復帰60周年の一環として開催した。鹿児島県内では今秋、いろんなイベントが開催される予定だ。
（2013）