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-多くの市民の皆さんも参加して-

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今年で5回目の北九州地区5法人会合同講演会を開催
-多くの市民の皆さんも参加して-

小倉法人会(福岡)[ その他の事業内容]

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  北九州地区5法人会(八幡・若松・小倉・門司・行橋法人会)では、各種の合同事業を実施していますが、毎年2月には広く市民の方々にも参加して頂く【合同講演会】を開催しています。
 今年は2月25日(木)に、北九州市小倉北区にあるステーションホテル小倉にて、TVにも多く出演されている慶應義塾大学経済学部教授の金子勝氏を講師にお招きして、会員160名、一般市民の方110名が参加しての合同講演会を開催した。
  司会進行は門司法人会の江島研修委員長が担当し、冒頭、小倉法人会の安部研修担当副会長より「日本経済の先行き不透明に対する金子先生のお考えを伺いたい」との開会挨拶があり、その後、金子勝氏より『日本経済のゆくえ』を演題に講演いただいた。
同氏からは「4年目を迎えようとしているアベノミクスの成果は出ていない」との問題点をマネタリーベースやGDP、実質賃金などの具体的な数値の動きを基に説明いただいた。また、「大企業は史上最高益と言われているが、増加した所得を国内に再投資する、いわゆる『トリクルダウン』の循環は起こっていない」とも言われた。
  そのほか、海外投資家の株式保有増加により日本企業の外国人支配が強まっている事や日本企業の海外M&Aの動向などもお話されたが、最後に、今後の日本が目指す方向は「新しい需要を生む為に、新しい産業を創出する事が必要で、そのためには、例えば『スマートブリッド』の推進などでの産業構造の転換が急務であり、また、地域レベルでの新しい産業の立ち上げも必要。」として言われて、講演を終えた。
講演は予定時間を大幅にオーバーしてお話いただき、皆さんからも「日本経済の足元の問題点がわかった」「良い講演であった」との感想をいただいた。
次年度以降も、北九州地区5法人会で皆さんの関心のあるテーマを演題に合同講演会を実施していく所存である。
(平成28年2月26日 掲載)

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 安部副会長挨拶

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 熱弁の金子勝講師

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