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女性部会 税金の使い道を学ぶ 「月形刑務所・月形樺戸博物館視察」

札幌西法人会(北海道)[ その他の事業内容]

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  平成28年7月14日、公益社団法人札幌西法人会女性部会(飯田郁江部会長)は、「税金の使い道を学ぶ」ため、保護司・特定雇用主会の役員をされている女性部会員を窓口として、「月形刑務所」を参観しました。
建物は、近代的な工場と従業員寮と感じられましたが、厳格なセキュリティ、携帯電話等の私物持ち込み禁止、受刑者の居室等をみると、やはり刑務所でした。
  三船晃裕(分類教育部長)様の説明では、明治14年8月、明治政府に反抗する政治犯等2,300人余りが、樺戸集治監に収容され、近郊から遠くは釧路までの道路を開削し、無念にも刑期途中で倒れた者は、引き取り手もなく無縁仏として葬られることが多かったようです。その後、樺戸集治監は大正8年に廃監なりました。
以来、実に半世紀を超えた昭和58年4月、月形町に収容定員600名の刑務所が開設され、現在では収容人員1,844名を収容できるまで増築されています。月形刑務所の受刑者は、26歳以上、懲役10年以下、再犯以上の者が対象で覚せい剤と窃盗犯が多く、女性はおりません。東京ドーム26個分の敷地には、職業訓練のための各種工場・農場を擁し、それぞれ受刑者の程度等に合わせた勤労をさせています。独房・共同室で私物をボストンバック1個に納め、入浴を15分間で済ませ、職業訓練もさせており、受刑者には、規則正しい生活習慣を身に着けさせています。また、保護観察所が、出所者等の就労支援(奨励金あり)を行っていますので、ご協力をお願いします。
  次の視察場所「月形樺戸博物館」では、樺戸集治監開設から廃監までの39年間、明治時代から北海道開拓に先行した道路網建設に従事した因人の過酷な労働・悲惨な生活の展示資料を視察しました。月形の地名は、樺戸集治監があった石狩国樺戸郡須部都太(シベツブト)の地名のゴロが悪いので、初代典獄(所長)月形 潔の名をとっています。視察行程中、富良野塾:倉本聰氏の立ち寄り場所(イギリス風レストラン)での昼食、本年3月オープンの江別エブリ(マルシェ)で部会員の交流を深めました。
(平成28年7月19日 掲載)

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