11月28日(金)、経営実践力を身に着けるための研修会「経営塾」を開催した。
　 今回の例会テーマは「フードキャンプ」。農業を法人化し、「ジャンボなめこ」を生産する鈴木農園及び郡山ブランド野菜を生産するまどか菜園を巡る企業視察に16名が参加し、成長し続ける企業の考え方を学んだ。
　 最初に訪れたまどか菜園では、郡山ブランド野菜「御前人参」の収穫体験をした。休耕地を借り上げ、またのその借り上げた畑の地主を雇用し、高品質の野菜を生産している。
　 続いて鈴木農園を訪問し、一般なめこの3～4倍ほど大きい「ジャンボなめこ」の生育過程等を見学した。当初はヒラタケ作りを主としていたが、市場でのぶなしめじの登場により、なめこ栽培に転換。独自技術で栽培するなめこの他、試行錯誤を繰り返し「ジャンボなめこ」を商品化。県外各地にも出荷し、全国で10本の指に入る生産量を誇る企業に成長した。また、なめこ栽培後に出るおがくずを堆肥化し、前述した質の高いブランド野菜栽培に利用し、循環型農業に繋げている。
　 最後に生産者とテーブルを囲んでランチタイム。市内のレストランシェフが出張で腕を振るい、農菜園で生産した御前人参やあこや姫（蕪）など旬のブランド野菜とジャンボなめこを使ったコース料理を堪能した。
（令和3年12月8日　掲載）