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復興へのひまわり

相双法人会小高支部[ 災害・支援・応援]

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 相双法人会(福島)小高支部の会員は、7月30日、警戒区域指定が一部解除された南相馬市小高区の中心部にある「ふれあい広場」花壇に秋咲きのひまわりの種を植えました。原発事故後の強制避難指示により、今年 春まで全小高区民が地域に入ることができなかったため、1年6ヶ月ぶりに会員が集う会となりました。
 東京に避難している鈴木喜八支部長をはじめ、近隣市町に避難中の役員や会員23人が集まりました。
 支部会員の目に入った小高区の町の様子は、倒壊した家屋が道路の片道を塞ぎ、商店のサッシは歪み、壊れたガラスはいたるところに散乱し、信号だけがむなしく時を進めていました。田んぼの青々とした雑草の中では、津波によって流されてきた乗用車や農業機械、たくさんの木材をはじめ生活用品があの日のままです。
 当日は、30度を超す暑さの中、幅70センチ長さ12メートル区画に、ひまわりの種をまきました。
 南相馬市の南地域にある小高区は、福島第一原子力発電所から半径10~ 20キロ圏内に位置して、原発事故で、約1万3000人の全住民が避難生活を強いられました。
 今年、4月16日に住民の立ち入りを禁止する「警戒区域」の指定が約1年ぶりに解除され、住民には昼間の立ち入りが認められたが、上下水道は使用できず宿泊はできない状態が続いています。
 小高支部の会員101社を含め、相双法人会会員の約5割の677社が、現在も避難生活を強いられています。


 昨年及び本年と全国の法人会の仲間の皆様にいただいた義援金により、大変助けられました。誌上をお借りして御礼申し上げます。まだどこからも支援物資が届かない時期に、避難施設に暖かい食べ物・衣類・医薬品を届けることができました。法人会会員が日頃お世話になっている地域の皆様にも一緒に喜んでいただけました。また、寒地へ避難された会員には湯たんぽを送り、何も持ち出せなかった小学校へは教材を送りました。
 相双法人会は、総力を挙げて震災被害者及び原発事故避難者への継続的な支援活動を実施して参ります。(相双法人会事務局)
(2012)

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画像2 今年の猛暑に毎日、水を運んで掛けています

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