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心の復興を育む「絵手紙パネル寄贈運動」

宮城県連[ 災害・支援・応援]

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宮城県法人会連合会は、『絵手紙株式会社』(長野県栄村)と『ホップステップ』(仙台)と協力し2012年末から、東日本大震災で被災した住民が居住する仮設住宅地の集会所に展示用の絵手紙パネルを寄贈する運動を始めた。
 絵手紙パネルは、北海道から沖縄まで全国各地から、『絵手紙株式会社』に寄せられた絵手紙を、同社が複製し、A全版サイズパネル台紙に貼り付けたもの。1枚1枚の絵手紙には、鮮やかな絵と励ましの一語が添えられている。
 復興が遅々として先が見えない状況の中で、被災地住民の間では、生活、就労、健康など、すべての分野にわたって将来への不安が高まっている。特に、「忘れられることが一番怖いこと」との声が強い。
 このため、同県連では「被災者に寄り添う、社会的包摂が欠かせない心の復興に役立つ事業を」と考え、両社の無償の協力を受けて、絵手紙パネル寄贈運動を始めた。
 現在、県内の被災5法人会(気仙沼・石巻・塩釜・仙台中・仙台南)が、分散する仮設住宅自治会を巡り、寄贈を行っている。
 集会所で絵手紙パネルを見た被災女性は、「こんなに全国各地の人が私たち被災地の人へ思いを寄せてくれていることに感謝しています。しっかり生きていかねば」と話していた。遠く全国からの見ず知らず人が思いを寄せ、支えているとの実感は確かに被災者の心に届いている様子だった。
(2012)

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