二本松法人会（福島）大玉支部は３月８日、地域社会貢献事業として、福島県安達郡大玉村玉井星内の大玉村商工会館会議室で、「健康講座」（同支部主催、大玉村後援）を開催、会員や一般村民約90人が参加した。
　講師は総合南東北病院（郡山市八山田）の渡辺一夫理事長で、「生活習慣病を知ろう！」と題して講演した。
　ガンや脳梗塞などの病は「早く見つけて早く専門医の診察を受けることが大切」と語り、成人病予防のための二本柱として、①がん対策(肺がん、乳がん、大腸がん)②循環器疾患対策(脳卒中は寝たきりの原因となっている)の大切さを強調した。がん治療の標準治療、陽子線治療なども紹介した。
　また、狭心症や心筋梗塞などの虚血性疾患や脳卒中の種類や仕組みについても説明。
　さらに、認知症の中核症状としての記憶障害、見当意識障害、理解・判断力の変化などの症状についても説明、そのうえで、検査方法・治療方法についてもふれ、『自分の命は自分で守る』ことが重要と強調した。
　会議室に集まった参加者たちは、理事長の話に真剣に聞き入り、生活改善や健診の大切さを実感していた。
　最後に、抽選が行われ、がんの早期発見に有効なＰＥＴ検査無料チケットが２人にプレゼントされた。
(2013）