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産業フェアin善光寺平に1万3千人

長野法人会[ 社会貢献]

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長野法人会(長野)の異業種交流フェアをルーツとする地域産業博「産業フェアin善光寺平」が10月25、26日の2日間、長野市若里の多目的スポーツアリーナ「ビッグハット」で開かれ、国内外のビジネス関係者、一般市民、地元高校生など過去最高の1万3千人の来場者でにぎわった。
同フェアの開催は今年で8回目。今回は「ICT(情報通信技術)」をテーマに、テクノロジー、情報ビジネス、ソリューション、エコロジーなど8つの展示ゾーンに、109社の企業、団体、学校、官公庁が159のブースを出展した。
まず、オープニングセレモニーで、フェア実行委員長の山浦愛幸・長野法人会会長(八十二銀行会長)があいさつ。「ビジネスチャンスに関わる産学官の連携を積極的に進めるとともに、広域的な企業間ネットワークの形成を目指していきたい。また、将来の担い手である学生の皆さんに、地元善光寺平の産業・企業への理解、関心を高めてもらいたい」と呼びかけた。
会場内にはNTT,富士通など国内大手企業や地元部品メーカーによる、最新テクノロジーの展示や新製品の売り込みのためのプレゼンテーションが行われたほか、各種商談会や交流会が行われた。
また、最新の情報通信技術を駆使した3Dプリンターの紹介や、独立行政法人理化学研究所によるスーパーコンピューター「京」を使ったサイエンスアカデミーの開催など、講演会、セミナーも行われた。
さらに、このフェアの大きな目的である地域の市民や学生に、地元の産業や企業をよく知ってもらうためのイベントも行われた。招待された地元高校生が出展した企業ブースを回り担当者から説明を受ける「企業見学ツアー」や就活中の学生や父兄を対象にした就職活動支援セミナーも開かれた。
また、信州大学、国立長野高専、県立長野工業高校などによる「ロボットワールド」「ものづくり体験教室」などの展示ブースの前には、多くの来場者が詰めかけた。2日目の26日には、中学校のクラブ活動などでロボットを研究している県内16中学校、89チームによる「中学生ロボットコンテスト『善光寺平ロボコン』」の競技会も行われ、応援の中学生や父兄など多くの観客も集まった。

同フェアの前身となったのは、長野法人会が2004年、05年に会員向けの異業種交流会として行った「長野ビジネスフェア」で、05年に同じビッグハットで行った第2回大会には、会員企業50社が出展し、会員企業関係者を中心に1800人の来場者があった。
たまたま、同じころ、長野市なども精密工業で有名な中信(岡谷市など)地域に対抗できるような工業集積ゾーンを北部信濃地域である長野盆地(善光寺平のこと)にも作りたいとの構想があり、そのための企業誘致の呼び水となる産業博を開設しようという動きがあった。
そこで眼をつけられたのが、「長野ビジネスフェア」で、06年から、「産業フェアin善光寺平」と名前を変え、参加企業も会員外に拡大した。
同産業フェアは実行委員会を作って毎年秋に2日間の予定で開催しており、構成団体も、善光寺平にある長野市、千曲市、須坂市、高山村の3市1村のほか、各地の商工会議所、商工会、各種業界団体、大学・高校等の教育機関、研究機関など、善光寺平とよばれる中信地域の産官学の各団体を網羅している。
フェアの運営資金は、長野市など3市1村のほか、負担金や長野県の「地域発元気づくり支援金」や参加団体の協賛金など合計2200万円余でまかなわれている。長野法人会は事務局で、会議の運営や企画の立会など運営全般に携わっている。

画像1 会場には多数のビジネス関係者、市民がつめかけた

画像2 89チームが参加した中学生ロボットコンテスト

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