ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです

法人会リレーニュース

法人会リレーニュース  > 庄内出羽人形芝居を通して 「出前租税教室」 を開催

検索

庄内出羽人形芝居を通して 「出前租税教室」 を開催

酒田法人会(山形)[ 租税教育]

画像

 (公社)酒田法人会(会長 前田直己)では、租税教育活動を重要事業の一つとして、酒田市の無形民俗文化財に指定されている「庄内出羽人形芝居」、津盛柳貮郎(つもり りゅうじろう)氏の協力のもとに、人形芝居を通した出前租税教室を実施しています。
  酒田市と遊佐町の各教育委員会に開催校の選定と調整を依頼し、年間4校で実施しているもので、平成19年度の開始以来、酒田税務署管内の全小学校を訪問し、平成28年度からは2巡目の開催となり、これまで6,800名を超える児童が参加しました。
  運営等は青年部会と女性部会が担当し、荷物の搬出入、舞台の設営、そして今年度からは、人形芝居一座の一員として、舞台裏で津盛氏の相方を務めるなど、積極的な取組みを展開しています。
  出前租税教室は2部構成で、第1部は税金を題材に津盛氏が創作した人形芝居「税金ってなーに?」で始まり、人形を駆使し、楽しさの中に税金の仕組みや大切さを溶け込ませた舞台に加え、第2部の「出羽人形囃・傘踊り」では伝統芸能本来の技と醍醐味を披露する演出に、会場は子ども達の笑いと驚きの渦に包まれます。
  中には授業参観日に合わせて実施した学校もあり、人形劇の話、税金の話にと、家族団欒の中に話の広がりをもたらす「種まき」効果をも果たし、租税教育事業は大きな役割を果たしてきたと自負しています。
  こうした長年の取り組みが認められ、「租税教育の推進に顕著な功績」があったとして、平成29年11月11日に仙台国税局長から感謝状の贈呈を受けました。

【出羽人形芝居について】
 庄内出羽人形芝居は、明治の初期に始まった農民演芸で、戦後間もない頃までは30近くの芝居一座があり、雪に閉ざされた農民の娯楽として、独特の人形を用いて笛・三味線・太鼓の音曲に合わせ、数人の人形師が演じ、娯楽の少なかった時代に民衆の人気を博したが、1960年代以降、映画やテレビの普及などもあり、次第に廃れてしまうこととなった。
 70年代初め、津盛 柳貮郎氏の師匠が一座を再興、その後、津盛氏が2代目を襲名し、国内外で公演活動を続け、日本国内以外にもアジアやヨーロッパなど、世界に活動の場を広げ、その独特な人形の操り方は、世界の舞台でも高く評価を受け、第1回クラーゲンフルト国際人形劇祭で特別賞、第3回マルボル夏の国際人形劇祭ではグランプリを受賞しいています。また、酒田市の無形文化財にも指定されています。

(平成30年1月5日 掲載)

画像1

画像2

ページトップに戻る