小倉法人会では毎年１月に友誼団体である小倉間税会・小倉優良申告法人会と共催して、新春講演会と新年賀詞交歓会を開催しています。
　今年は1月16日(水)にリーガロイヤルホテル小倉にて各会員企業の方々、約120名に参加いただき、盛大に開催しました。
　新春講演会は今年で8回目の開催となりますが、毎回、小倉税務署長に講師をお願いしており、今年は吉丸純市署長より『～国税から見た「管内概況」及び「調査と徴収」～』と題して、お話をいただきました。
内容は、小倉税務署が所管されている地域の人口・法人数、税収、申告状況等の説明に始まり、調査や徴収等に関しては、国税庁が公表している情報も踏まえながら、小倉税務署所管地域の状況をご説明いただきました。
　 まずは、小倉税務署の所管地域の人口や法人数などから見て、福岡県内の18税務署の中では、小倉税務署は第6～7番目程度に位置するとのお話に始まり、次に、税収・申告状況などの面では、第4番目の規模であることの説明や政府の推進している所得向上策などの効果で所得税の納税額が増加しているなどの説明があり、引き続き正しい申告に協力いただきたい旨も含め、笑いも交えながら説明され、参加された皆さんも興味深く聴講されていました。
　最後に、税務調査のご経験を説明され、誤りが多い業種が直近10年間でどのように変化したか、現状がどうか等の話で締められ、大変、有意義な講演会でした。
続いて行った、新年賀詞交歓会の冒頭では小倉優良申告法人会の上田会長が3団体を代表して、『納税協力団体として、今年は元号も変わり、消費増税・軽減税率の導入も予定されており、会場の皆さんも含め、自分の会社でもしっかりと準備・対応していきたい。』と力強い挨拶があり、また、来賓として参加いただいた北九州市の北橋市長からは『昨年は、長年の懸案事項であった若戸大橋の通行料無料化などが実現できた。今年も、ラグビーのワールドカップも計画され、色々な行事が予定されているので、皆さんからの大切な税金を適正に利用して、更なる地方創生の拠点として飛躍したい。』とのお話をいただきました。
　 会場内では会員相互の交流に話が弾み、あっと言う間に中締めとなりましたが、新しい年を迎え、『地域に密着する魅力的な法人会活動のより一層のレベルアップ』を図り、『何事にも積極的に取り組む年』にすることが確認し合えました。
（平成31年1月21日　掲載）