小倉法人会は、「地域企業の健全な発展に貢献する事業」の一環として、会計・税務・労務等に関する各種セミナーや研修会等を開催し、会員企業の皆様を始め、一般の方々にも参加いただいています。
　現在、各地で感染が拡大しつつある新型コロナウイルスでの経済悪化を踏まえ、「緊急経済対策における税制上の措置」が図られており、また本年6月末まで実施されていた「キャッシュレス還元補助金」など、令和2年度の税制改正以外でも事業者の方々は、経理処理をはじめ多くの疑問点を抱いており、少しでもそれらの疑問点を解消いただけるよう､7月29日(水)に「令和2年度税制改正説明会」を北九州市小倉北区のホテルクラウンパレス小倉にて開催しました。
　 法人会の「自主点検チェックシート・ガイドブック」に加え、新型コロナウイルスへの対応含め「会社がもらえる助成金活用のポイント」などの小冊子も配布し、複雑で多岐にわたる法人税・消費税・所得税・地方税での本年度の税制改正等の説明を行いました。今回は、特に「緊急経済対策における税制上の措置」の説明には、参加者の多くが関心を示しておりました。
　当日は、九州北部税理士会・小倉支部の落合弘税理士に講師をお願いし、過去の税制改正も含めた時系列での留意点や誤りを防ぐ、また節税のための具体的な手順のワンポイントアドバイスなども含め、わかりやすく説明いただき、参加された方は、十分理解いただけたと思います。
　 当初は、新型コロナウイルス感染防止のための会場設営を行うことを案内してはいたものの、全く参加者は集まらないのではと危惧しましたが、当日は12社15名の方に参加頂き、終了後のアンケート結果は大変好評でした。
　 今後とも、その時に必要な事項を取り上げ、企業経営者や経理担当者の方々に関心を持っていただけるよう、過去の改正内容から時系列で、わかり易さを追求した説明会となるよう、講師をお願いする税理士の方と連携して同様の説明会を開催してまいります。
（令和2年8月3日　掲載）