法人会リレーニュース > 札幌五法人会 「合同セミナー」 を開催
札幌北法人会(北海道)[ その他の事業内容]
札幌五法人会(札幌中・札幌西・札幌北・札幌東・札幌南)は、このほど札幌市の北海道経済センターにおいて、有限会社 マスト 代表取締役 阿部 忍氏を講師に迎え、「経営者が考える従業員の生活習慣病対策」と題してセミナーを開催した。
講師の阿部氏は、食物栄養学修士の資格を持ち、生活習慣病を予防する理想的な食生活の実践などを紹介・推奨するセミナーを数多く開催しているほか、薬剤師として今年1月に発生した能登半島地震の被災地への支援活動を行うため、北海道薬剤師会からの第一陣メンバーとして現地入りし、「モバイルファーマシー(車の移動式薬局)」を使って災害処方箋による調剤を行うなど、多方面で活躍されている。(掲載写真参照)
セミナーでは、生活習慣病予防において心掛けるべきポイントや企業ができること・考えるべき事項を分かりやすく説明していただいた。
また、理想的な食生活の具体例として、朝食に海藻・きのこ・根菜類などの「水溶性食物繊維」を摂取することで腸内環境が整い、食後の血糖値の急激な上昇を抑制する「セカンドミール効果」に繋がるとの説明があり、特に五大栄養素の一つであるミネラルを不足させないためには、昆布・しいたけなどの「出汁」をとった味噌汁が効果的で、ミネラルの宝庫である「昆布」には人体に必須とされるミネラル成分のほとんどが含まれているとの説明に、参加者は興味深く聞き入っていた。
法人会における財政健全化のための健康経営プロジェクトの一つに食生活の見直しによる生活習慣病対策も必要であると気付かされる講演であった。
(令和6年10月23日 掲載)