法人会リレーニュース > 第6回 小倉城 竹あかり 市民力で小倉城に3万個の灯籠を
小倉法人会(福岡)[ 広報活動]
今年は10月25日~27日、11月1日~4日の日程で、「小倉城 竹あかり」が実施されました。
北九州市は全国的にも竹林の面積が広い都市です。筍の生産地としての面もありますが、その一方で竹の繁殖力は異常に強く、広葉樹林をじわじわ侵食していく面もあります。広葉樹は根が深く山を守りますが、竹の根はせいぜい50㎝ほどの表層にしか地下茎をはりません。竹林の増加をそのまま放置していると、山の保水力が弱まり、自然災害の可能性が増すことも考えられます。
この竹害を「竹財」へ変えること、竹を竹林から切り出して市民ボランティアが灯籠を作成、小倉の街に賑わいを創出し、さらには再利用(使用した灯籠は廃棄せずに土壌改良剤や肥料、竹炭などに)して竹林を整備する、循環型のイベントが「小倉城 竹あかり」です。
小倉法人会では、地域貢献の一環として第3回から協賛しています。今年は残念ながら雨に祟られ、10/27・11/1・2の3日間、開催中止となりましたが、開催日には多くの皆さんが足を運び、幻想的な竹灯篭・竹紙灯籠に見入っていました。
今後も市民の皆さまに喜んでいただける活動へ協賛していけるよう考えています。
(令和6年11月5日 掲載)