法人会リレーニュース > 地域を学び、未来へつなぐ ~高校生の課題解決と歴史の取り組みを学ぶ~
西大寺法人会(岡山)[ 社会貢献]
西大寺法人会女性部会は、6月20日(金)、令和7年度定時総会を岡山商工会議所西大寺支所にて開催しました。総会では、役員改選をはじめ、すべての議案が承認されました。
総会後の研修会では、岡山県立西大寺高等学校 校長の髙山公彦氏を講師にお迎えし、「西大寺高校の社会貢献活動の取り組みについて」をテーマにご講演いただきました。西大寺高校とは、女性部会もこれまで地域連携ボランティア活動等で協働しており、今回の講演は、あらためてその連携の意義を感じる機会となりました。
講演では、学校の教育目標や「目指す姿」、重点目標の説明に加え、生徒たちに身につけさせたい6つの力(課題発見力・自己調整力・協力する力・発信力・課題解決力・自律的活動力)を、3年間でどのように育んでいくかについてのお話がありました。
また、「生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出すこと」「地域や社会とつながる実践の中で学びを深めること」の大切さが語られ、教育現場のリアルな取り組みに多くの参加者が深くうなずきながら聞き入っていました。
続いて、高校生による2つの実践発表が行われました。1つ目は、子どもの孤食の課題解決に取り組んだ「作って♪食べて♪コノヒトカン♪」という活動の紹介。2つ目は、日本遺産「北前船寄港地・船主集落」に関する紙芝居を、高校生が制作・発表した取り組みです。いずれも地域の課題や歴史に向き合い、主体的に発信する高校生の姿に、参加者一同、頼もしさを感じました。
地域とのつながり、そして次世代の活躍の意義を実感する、非常に有意義な時間となりました。その後に行われた懇談会では、講師も交えて参加者同士の親睦が深まり、和やかな雰囲気の中で総会を締めくくることができました。
(令和7年7月4日 掲載)