南国法人会（高知）女性部会では、年１回、四国八十八か所めぐりのお遍路さんへの『お接待』をしています。
　部会員さんに造り酒屋の方がいるのですが、そこの酒粕を使った『酒粕まんじゅう』でお接待をしてみたいということから始まり、女性部会の活動として今回で５年目となります。
　初秋の10月10日、29番霊場の土佐國分寺さんにご協力いただき、境内をお借りして開催しました。
　当日は、おそろいの南国法人会名前が入ったオレンジ色のベストを着て、お遍路さんへのおもてなしをしました。
　お接待数を約120～130人と想定し、冷たいお茶や、地域の名産（南国市の『ごめんのしょうが飴』、香南市の『エチオピア饅頭』など）を用意しました。高木酒造さんには、手作りの清酒づけの梅のご提供いただきました。
　『お接待』をする中で、お遍路さんと道中の苦労話やエチオピア饅頭の由来の話、日本酒の話になり、また、意外なご縁の話になったりと話もいろいろ弾みました。
　11月頃まで札所を回られる予定の方や、遠くは、栃木や千葉などから来た方もたくさんおられました。甘味にも梅にも疲労回復の効果がありますので、お遍路の皆さんには「疲れが取れる」と、喜んでいただけました。長い遍路道中の一服としてくつろいでいただけたのではないでしょうか。
　約3時間の『お接待』でしたが、参加した会員さんからは、「良い時間を過ごせた。参加してよかった。」との感想をいただきました。『人と人とのふれ合い』をテーマとした社会貢献活動の一環として、この事業を今後も続けていきたいと思います。
　遍路道中の思い出にと配った法人会の『けんたグッズ』もお陰様で好評をいただきました。
(2012)