玉野法人会（岡山）は青年部会と共同で、３月16日、地域社会貢献活動として、玉野市のダイヤモンド瀬戸内マリンホテルで新春講演会を開催した。
　玉野市は24年度に国から「玉野市中心市街地活性化基本計画」の認定を受けており、それに合わせ「地域活性化講演」ととして、講師２名を招いて開催した。
　第１部の講師は、古川康造・高松丸亀町商店街振興組合理事長で、「人口減少時代のまちづくり―高松丸亀町商店街に学ぶ」をテーマに、活性化の成功例などを話した＝写真。同氏は内閣官房のまちづくり伝道師として、少子高齢化社会に対応した地方自治体組織の創生を目指し中心市街地の再生に取り組んでいる。
　第２部の講師は、北海道大学客員教授で旭山動物園元園長の小菅正夫氏。同氏は閉園の危機にあった同園を月間入園者が日本一多く訪れるまでに再建することに成功し、「夢を実現した復活プロジェクト～旭山動物園革命」と題して再建までの道のりなどを話した。
　どちらの講師も体験に基づいた話の連続で、来場者から大変好評だった。
　また、今回の講演会に併せ、小菅正夫氏の「旭山動物園園長が語る命のメッセージ」等の著作を玉野市立図書館に設置している『玉野法人会文庫』へ寄贈した。
(2013）