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盛岡法人会が、国際リニアコライダー誘致応援の講演会

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東日本大震災復興の象徴として
盛岡法人会が、国際リニアコライダー誘致応援の講演会

盛岡法人会青年・女性部会[ 災害・支援・応援]

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 東日本大震災からの復興のシンボルとして、岩手県や東北経済界は、次世代加速器「国際リニアコライダー」(ILC)の岩手誘致活動を展開しているが、盛岡法人会(岩手)も、この運動を応援する目的で、4月23日、盛岡市大通のホテル東日本で、岩手県政策地域部副部長兼政策推進室長兼首席ILC推進監大平尚氏を講師に、「国際リニアコライダー計画とその波及効果」と題して講演会を開いた。
 国際リニアコライダー(ILC)とは地下100mに全長31~50㎞の直線トンネルを掘り、加速器を使いトンネルの両端から電子を発射し、トンネル中央で、ほぼ光速に加速させた電子と陽電子を正面衝突させ、「宇宙誕生=ビッグバン」直後の状態を再現させる施設。
 この誘致を巡って、スイス、アメリカ、日本など各国が誘致合戦を展開しており、日本が最有力視されている。日本国内では、北上山地(岩手・宮城県)と脊振(せふり)山地(福岡・佐賀県)の2か所が候補地に名乗りを上げている。
 岩手県としては1990年代初頭からこの誘致に取り組んでいる。その後、東日本大震災に遭遇し、東北復興と再生の原動力となりうるものとして東北の経済界も全面的に支援している。
 誘致の効果として、①産業振興とイノベーション、②雇用創出・人材育成、③地域振興、④日本再生・国際プレゼンス向上、④アジア、世界の基礎科学、産業力に貢献等が挙げられている。
 2015年に政府間で建設地を決定し、26年の稼働を目指している。建設費は約8000億円で、北上山地に誘致できた場合は、30年間に東北を中心に4兆3000億円の経済効果があるとみている。
 法人会としてもこの先端施設の誘致に支援・協力したいと思い、盛岡法人会青年・女性部会が合同で、盛岡法人会が公益社団に移行した記念講演会として開催した。
(2013)

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