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朗読劇「未来へ」  小説 “それからの特攻の母”より

今治法人会(愛媛)[ 社会貢献]

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 平成26年11月18日、今治法人会の「税を考える週間」の講演会で元金沢国税局長、現日本大学経済学部教授の伏見俊行さんの朗読劇が上演されました。この物語の原作は大蔵財務協会の週刊「税のしるべ」に連載された小説“それからの特攻の母より”で、今回、福岡の小倉での初演を皮切りに全国展開を目指している社会貢献事業です。法人会での上演は初めてで「税を考える」講演会として取り組んだものの内容のイメージが一般受けするものではないので参加者への広報に大変苦労しました。
 時がたち若い人には「特攻」の意味も通じない中で今治市の広報へも案内しましたが、例年のような一般の方の講演会参加申込みはありませんでした。理事会の役員や納税関連の行政の方などと懸命に広報活動を行い当日は予定の定員200名をクリアーする大盛況の講演会となりました。広く市民の方にも参加いただき、中には当時を思い浮かべ涙を浮かべる方もおり「税」をテーマとした講演会として大成功であったと思います。
 鳥濱トメさん。太平洋戦争末期の陸軍特別攻撃隊の基地の町、知覧で食堂を営み、特攻隊員を迎え、世話をし見送った女性。人は『特攻隊の母』とよび今日でも多くの人の記憶に残っている女性で、彼女が戦後どのような人生を送ったかは映画やドラマでは紹介されていません。彼女の中心的な仕事は税。『税は国の礎』として税務署に協力し円滑な税務行政に貢献した姿を描いたこの朗読劇は今の社会での国の発展の基本となるものが税であることを見事に表現しています。
 納税団体としての法人会にふさわしいものとして、この朗読劇が、各地の法人会の講演会として上演されることを願いご紹介いたします。
 出演は作者の伏見先生とアナウンサーの吉田美香子さん・有志の皆さんで45分間の劇ですが、マイク・伴奏なしの山村憲昭、佐々木香菜さんの歌唱もすばらしく舞台を盛り上げていました。皆さんの感想ではもう少しそれからのトメさんの活動を聞きたかったなど、この劇がさらに発展する事を期待する声が多く聞こえる講演会でした。
さて、朗読劇の全国展開を機会に大蔵財務協会では原作の本を増刷しています。戦中・戦後の税務行政・国の復興・発展に懸命に努力した税務職員の姿を描いたこの小説は申告納税制度の発展を知る上でも一読をお勧めいたします。

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