小倉法人会(福岡)青年部会は1985年(昭和60年)11月に当時の社団法人小倉法人会青年部会として創立してから今年で満30年を迎えた事を記念して11月25日(水)、小倉北区にあるリーガロイヤルホテル小倉にて特別講演会と記念式典・祝賀会を開催した。
　 特別講演会の講師には「永遠の０(ゼロ)」「海賊とよばれた男」など多数の小説を書かれている作家　百田尚樹氏をお招きし、『日本人の誇り』を演題に講演いただいた。（参加者：478名、内、一般の方：158名）
　 百田先生は放送作家して担当している「探偵ナイトスクープ」のお話を面白可笑しくされ、そのご経験の中から一念発起して50歳を迎えようとする時に戦争の記憶が遠い過去になっている事を憂いて「永遠の０(ゼロ)」を書いたと述べられた。さらに、1953年に起きた日章丸事件の話を知った事がキッカケとなり当時の『日本の為に行動した幾多の日本人(サムライ)』を描いた「海賊とよばれた男」を書きあげた経緯もお話いただいた。
　 最後に先生は2つの小説のお話を通して、「日本人の誇り」を現代人の我々は忘れてはならず、大切に持ち続けなければならないと述べられ、講演を終えられた。
講演終了後には参加された皆さんから『大変、すばらしい話が聞けた。』『ひさしぶりに良い講演会に参加して良かった。』とのお言葉を頂いたことは主催者としてうれしい限りであった。
　 続いて開催した記念式典･祝賀会は小倉税務署幹部、北九州地区法人会青年部会役員、友誼団体幹部など多数のご来賓の方々にも参加いただき、また歴代青年部会長ならびに当会青年部会員も参加して執り行った。
冒頭、宮﨑青年部会長からは「今後とも研修会、親睦交流等を通じて青年部会員の資質向上を図るとともに法人会の行う租税教育活動、特に小学6年生を対象とする『租税教室』等に積極的に推進し、法人会活動の充実と活性化に寄与するために、新たなスタートにしたい。」との力強い挨拶があり、その後、功労者表彰などを行い、盛会裏に終える事が出来た。
　 青年部会員の年齢制限は満50歳であるが、青年部会を卒業されても、引き続き法人会の主要メンバーとして法人会活動に参加していただくためにも、青年部会活動の充実と活性化は必要不可欠と考えている。
（平成27年12月1日　掲載）