年末も押し詰まった、12月21日に金沢信用金庫8階会議室において金沢国税局・課税部・法人課税課長並びに法人会担当主査の臨席を得、法人会と金沢信用金庫との間で業務提携の調印式が行われた。
　 冒頭、専務理事から今回の提携に至った概要について説明があり、この中で、この業務提携により、チェックシートを活用する会員企業からの融資等の申し入れがあった際には、将来的には審査段階において配慮がなされることを期待しているとの発言があった。
　 金沢信用金庫側から、今後会員向けの商品開発をし、会員企業の福利厚生面においても貢献していきたいとの意向があった後、金沢国税局の吉田法人課税課長から、今回の業務提携により多くの会員企業でチェックシートの利用が進み、経理面での強化や内部不正の未然防止が進み、如いては国税庁が進める適正申告につながることを期待しているとの挨拶があった。
　 その後、法人会北村会長と金沢信用金庫忠田秀敏理事長が業務提携に関する覚書に署名し、今後の協力をお互いに誓いあった。
提携の趣旨は、法人会が進める「自主点検チェックシート」の利用拡大に向け、地域に密着した金融機関である金沢信用金庫がバックアップし、今後取引先に推奨していくことで、会員増強や点検シート活用先に対しては、融資の際に審査段階での配慮などを前提としたものとなっている。
提携事項
　・地域の中小企業の金融円滑化支援
　・地域の中小企業のビジネスマッチング支援
　・地域の中小企業の経営体質の強化、経理水準の向上に向けた支援
　・法人会および金沢信用金庫が行う各種セミナーや講演会等への相互協力
　・地域経済、社会発展、繁栄のための意見交換等

法人会は、今後とも会員企業の発展に向けた種々の方策を打ち出していきたいと考えている。
（平成28年12月26日　掲載）