阿波麻植法人会(徳島)は、青年部会が開催している租税教室の副読本改訂版を制作し、阿波市・吉野川市の小・中学校に配布した。
　 租税の歴史と古代より伝わる地元の阿忌部一族の足跡や昨年11月に行われた大嘗祭に天皇家に調進(献上)された、大麻から色々な工程を経て糸にし、織姫によって手作りされた「麁服(あらたえ)織り」を細かく紹介している。
　阿波忌部氏は優れた技術集団で、紀伊半島や伊豆を通過して、千葉の南部・安房(あわ)を皮切りに関東地域に、その技術を伝承している。これまで阿波忌部の地元に有りながら正式に子ども達、及び一般市民にも史実を伝えていませんでした。歴代の天皇に係わってきた忌部氏の重要な歴史を将来に繋げるため、法人会の名前の一部である麻植(おえ)の伝承を地域の方々にも再認識して頂くために、広く市役所関係や金融機関の窓口に設置して法人会の知名度アップも目指している。
（令和2年7月14日　掲載）