公益社団法人札幌北法人会青年部会(近藤 昇部会長)は、平成22年度から管内小学校で租税教室の出前授業を行ってきたが、この度のコロナ禍で、例年の半数の学校で開催できたに過ぎず、今後の出前授業に限界が感じられた。
　そこで、青年部会では、コロナ禍が収束するまでの間、出前授業に代わる租税教育支援策として管内のみならず道央圏にも活用が可能な「租税教室ＤＶＤ」の制作を決めた。
　早速、小学校の夏休み前の7月28日、会員である制作プロ会社に、租税教室講師の経験豊富な青年部会員を招集し、ディレクターを含む10名による制作会議を開催した。
基本方針は丁寧な作りこみとし、国税庁の租税教育用アニメ「マリンとヤマト 不思議な日曜日」を中盤に組み込むこと、学校の1時限が45分に対し40分を超えない長さとすること、説明とクイズのバランスを図りメリハリをつけること、クイズ等に合わせた図表、アニメ、効果音などを的確に挿入することとした。
　収録は同じメンバーで8月4日に終日かけて行い、試写と編集を経て完成に至った。ＤＶＤのタイトルは「暮らしを支える税を学ぼう」とし、2学期の活用を決めた管内の小学校にお届けした。
　今後は、管外を含む各小学校に周知を図り、配付や貸し出しを行うこととしている。
（令和2年9月15日　掲載）