令和3年2月24日(水)、愛知県法人会連合会は、第38回大規模法人経営者国税局長講演会を名古屋マリオットアソシアホテルにて開催しました。

　この大規模法人経営者国税局長講演会は、名古屋国税局長を講師としてお迎えし、愛知県内の資本金1億円以上の大規模法人の経営者を対象として、昭和58年度から毎年開催しているものです。

　従来、調査部所管法人の経営者を対象として実施してきましたが、平成30年度から、名称を「大規模法人経営者国税局長講演会」と改め、調査部所管か否かにかかわらず、大規模法人の経営者を対象として実施することとしました。

　 今回は、名古屋国税局長の吉井浩様を講師にお迎えし、名古屋国税局の野路調査部長、鬼頭調査部次長、梅村調査管理課長をご来賓に迎え、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、従来よりも参加人数を絞り、ソーシャルディスタンスを保って実施するとともに、Webによるライブ配信も行いました。会場参加80名、ライブ配信による参加238名を得て、「税務行政の現状と課題～新型コロナウイルス対応・デジタルトランスフォーメーション・酒類業振興～」と題してご講演いただきました。

　愛知県法人会連合会広報大使で女優の佐藤奈織美さんの司会により、愛知県連の森副会長のあいさつで開会しました。
　吉井局長は、法人会が行っているe-Taxによる確定申告を推進する広報など税務行政に対する協力に謝意を述べられた後、財政の現状や新型コロナウイルス感染症の影響に対してどのように税務行政が対応してきたか、また、大法人の電子申告義務化や企業が行う手続きのオンラインワンストップ化などについてわかりやすく解説され、最後に「地理的表示」などの酒類業の振興策について、東海４県の清酒の特徴などを交えながら親しみやすくお話しされました。

　会場の参加者は、興味深いお話しに熱心に聞き入り、1時間30分があっという間に過ぎ去ったようでした。
（令和3年3月2日　掲載）