札幌北法人会女性部会（小野木部会長）は、3月17日、コロナ禍で見送られていた企業訪問研修を、約2年半ぶりに23名が参加して実施した。
　 訪問先は、令和3年9月に日経ニューオフィス賞を受賞した「サツドラホールディング㈱」の3階建て本社ビルで、1階のドラッグストアを経由し、2階のシェアオフィスを中心に、3階の本社事務室入口まで約60分にわたり同社ＣＩチームリーダーの満留氏にご案内をいただいた。
2階でまず目を引いたのは、シェアオフィス脇の3階まで続く約3,500冊の「BOOK LOUNGE」で、職場は業務遂行のみならず学びの場でもあるべきとの思いから、本を拠り所に学びと気づきを促す場として設置されたとの説明に、参加者は大いに共感していた。
　 次に、企業は地域のハブとして社内外との交わりがあるべきとの理念から、同社と歩みを共にする起業家向けにスペースを提供するインキュベーションオフィス「EZOHUB SAPPORO」の見学を行い、広さに応じて「ヒグマ」から「エゾリス」まで動物名のついた15の会議室や私服可とするオフィスで、起業家の方々が生き生きと交流と商談等を重ねている様子をつぶさに見学した。
　 早速、参加者からは、「家賃はどのくらいか」「入居条件はあるか」「次の入居募集は」など、この建物内での事業展開を考える質問が寄せられていた。
（令和4年4月1日　掲載）