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沼津法人会が釜石市に537万円を寄付

沼津法人会[ 災害・支援・応援]

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沼津法人会(静岡)の一杉崇副会長と溝渕俊次専務は、10月4日、岩手県の釜石市役所を訪問、野田武則市長と嶋田賢和副市長と面会し、同会が募金活動で集めた537万5080円を復興支援金として寄付した。贈呈式には、釜石法人会の合田良雄会長も同席した。
(写真は左から、嶋田副市長、野田市長、一杉副会長、溝渕専務)
 沼津法人会は昨年春から、「がんばろう 日本」のオリジナル車載用ステッカー・名刺用シール等をつくるなど、会として独自の募金活動を行っていた。
 支援金の贈り先として釜石市を選んだ理由は、沼津市と同様に、漁業や水産加工業が盛んなどの共通点があったためで、贈呈式では、一杉副会長らは、南海トラフ地震による津波の可能性や、富士山噴火のリスクもあり、「東日本大震災の津波被害は、決して、他人事とは思えない」などと話していた。
 支援金の使途については、▽復興に役立つ新規・再生事業の立ち上げ▽市民の雇用促進につながる事業▽新たな地域ブランドに結び付く水産加工品事業者への助成―などを希望した。
 一杉副会長らは、この後、昨年7月に設立された「三陸いりや水産」(釜石市浜町)を訪問した。同社の宮崎洋之社長は、外食産業の欧州責任者としてパリに駐在していたが、東日本大震災直後に、奥さんの実家のある釜石市に戻り、これまで市場価値がないとして捨てられていた雑魚を原料としてブイヤベーススープをつくる水産加工会社を設立した。
 「魚を取るだけの一次産業としての漁業にとどまらず、製造・販売につながる新たな水産業を起こし、地元の雇用にも結び付けたい」との宮崎社長らの説明に、同副会長らは熱心に耳を傾けていた。
 一杉副会長らは「本支援金の寄付を機会に、釜石で新たに立ち上がる水産加工品生産事業経営者と沼津市の水産加工業者との交流を進めていきたい。また、広く沼津法人会の会員に呼びかけて、釜石ブランド水産品の販売拡充に、沼津法人会をあげて協力していきたい」と話していた。
 贈呈式の模様は、地元紙の「復興釜石新聞」の10月6日付でも紹介されている。
(2012)

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