ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです

法人会リレーニュース

法人会リレーニュース  > 串木野日置法人会
公募型の地域振興助成事業が人気

検索

串木野日置法人会
公募型の地域振興助成事業が人気

串木野日置法人会[ 社会貢献]

画像

 串木野日置法人会(鹿児島)は、地元金融機関などが運営する財団等が行っていた既存の『助成事業』を参考に、当会管轄内で活動している団体等に限定して行う、公募型地域振興助成制度事業を行っている。
 「イベント代を援助してほしい」「お祭りに使う楽器と備品の購入費用を出して」などの要望を、地元の団体・グループから法人会に対し出してもらい、内容を審査して助成金を交付する仕組みだ。
 昨年度は35の団体から応募申請があり、選考の結果31団体に交付した。1件3万~10万円で、平均6万円前後。中味は伝統芸能団体への太鼓寄贈やイベント用のぼり旗製作などで、総額188万2980円だった。
 今までに助成した主な例は、地域イベント・スポーツ大会などの誘導看板、のぼり旗等の作成・ステージ設営などの経費、地域文化・伝統芸能団体の太鼓・衣装等の購入費、文化広報誌発行経費、民間団体が行う子供達の交流事業やご当地検定など、地域を盛り上げる多岐の事業に渡り選定・交付している。
(写真の伝統芸能の太鼓修理費は2つで5万円)

 当初、公益法人制度改革に伴う公益事業費割合の見直しを行い、既存事業での公益率を高める手法ではなく、「地域への貢献活動とは何か?」「より地域に喜んでもらえる事業とは何か?」を考え、既存の地元・地域の文化・スポーツ・地域振興団体の活動イベントへの『協力』の部分に着目した。
 昨今、そのようなイベントは各団体市町村等の補助金に頼る部分が多いにも関わらず、各自治体の財政状況から補助金カットが目に見え、主催団体が寄付金集めに奔走している姿を数多く見られる光景に遭遇した。
 そこで地域振興など街・人の活性化を目的に活動を行っている様々な団体に『必要な物を提供できる』制度を作ってみてはどうか?
 これまでも法人会はイベント等へのスタッフ協力などの人的協力は行っていたものの、イベントを動かすための『経費』に協力できないか?
―との意見が寄せられ、最終的に公募型地域振興助成制度がスタートした。
 事業がスタートしたのは3年前。
 手探りの状態で始めた当時は、認知度の低さもあり、会員を通じて応募を募っていたが、地域のミニコミ紙に取り上げてもらうなどして少しずつ認知度を上げている。
 決して大きな額の交付ではないが、本事業への反響は大きく、今まで行っていたイベントや継続事業等においても、「より充実した内容で行う事ができた」「物品確保のための一助として、大いに役立った」など、感謝の声が寄せられている。
 そして本事業を行うことで、今まで関係性が無かった・薄かった、地域団体・人達と接する機会が増し、『法人会』という団体をより多くの皆さんに知って頂くことができ、相乗効果として、非会員の法人企業(特に助成した団体に所属する方)にも法人会組織を知って頂き、会員加入促進にも繋がり、今後もその効果は持続していくものと考えている。
(2013)

画像1 祭りの法被(はっぴ)25着分で10万円

画像2 大漁旗3枚で10万円

ページトップに戻る