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木更津法人会女性部会社会貢献事業報告

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小泉純一郎氏「脱原発」を公開講座にて熱く語る!
木更津法人会女性部会社会貢献事業報告

木更津法人会女性部会[ 災害・支援・応援]

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 10月16日、女性部会の社会貢献事業として、公開講座「元総理・小泉純一郎氏講演会」を開催致しました。当日は、台風26号の襲来による交通機関の乱れも生じる中、多くの方々が、木更津市民会館にお越しいただきました。講師の小泉氏もアクアラインの通行止め解除を待って時間ギリギリでしたが到着され安堵致しました。
 昨秋、本年度の女性部会担当社会貢献事業を協議する中、「講師に元総理・小泉氏を!」との声があがり、全会一致で承認されました。すぐさま計画に取り掛かり、様々な人々の手をお借りし、準備会議を重ねた上で開催の運びとなりました。
 特に、9月以降の小泉氏による「脱原発発言」を受けてか、報道関係からの取材申し込みが殺到し、当日の報道陣への対応と、台風26号の襲来を受け可能な限りの状況検討等々、直前での会議には心を砕きました。
 それゆえに、女性部会員はじめ皆様の達成感もひとしおだったと思います。また聴講された皆様方からもお慶びの声をたくさん頂戴致しました。会員の皆様のご理解とご協力なしにはあり得なかった事業と改めて認識いたしました。

 小泉氏は、「日本の歩むべき道」と題し、約1100人の聴衆の前で熱く語られました。
 講演の中心は、エネルギー問題への提起でした。フィンランドの「10万年後の安全」と題した1時間のドキュメンタリーフィルムに、大変驚かれたというご自身が政界に身を置いていた頃、様々な方面から入ってくる“原発は安全で化石燃料等よりも安くすむ”との情報と全く違っていました。
 そこから小泉氏の勉強が始まり、ドイツ、フィンランドでの現地視察から太陽光や風力などの自然エネルギー発電でも、日本は充分やっていけると結論づけました。
 「日本人は古来よりピンチをチャンスに変えてきた。明治時代の偉人達は大変な努力をされ、近代国家への礎を築いた。第一次オイルショックを経てエネルギー改革が進み省エネ技術を高め、現在環境先進国となっている。危機の時こそ新しい時代への創造が出来る。日本人一人一人が自助自律の精神をもって未来へ向かっていこう。自助自律とは出来る人にしてもらうのではなく、自身で努力し自身を高め、ひいてはそれが日本国の安心、安全な発展となる。」と説かれました。
 そして、政府が決断すれば、そして強いリーダーシップが働けば、大きな舵が切れるともおっしゃいました。分かり易く私たちの心に響く素晴らしい講演会となりました。

 今回の公開講座は地域市民のための講演とするとともに、東北の復興支援としてチケット売上げ代金の一部と、会場内で同時に開催された東北の物産品の販売での利益を合わせ、震災被災地へ何らかの援助ができればと計画していました。
 支援先については、大震災と原発事故により、現在も多大な被害を受けている我々の同胞・福島県の相馬市、双葉郡をエリアとする『公益社団法人相双法人会』へ送ることを役員会にて決定致しました。
 相双法人会では、1400社の会員企業のうち700社近くが、未だ避難等で事業を再開できない、あるいは避難先で業態を変え何とか事業を継続しているとのことでした。
 義援金は、11月18日、本会の被災地支援研修旅行の際に、石綿会長、山村副会長、そして私と事務局の4名で先方の事務局をお訪ねし、寄託して参りました。義援金は被災地の子供達の支援に当てるとお聞きしましたが、悲惨な現実を目の当たりにしている子供達に、少しでも手助けとなれば幸いであります。その際に頂いた「被災地の現実を忘れないで欲しい」とのお言葉をしっかりと受け止め、皆で長きに亘って被災地の支援をと、改めて心に刻んだ次第です。

 最後に「小泉純一郎氏講演会」にご協力戴きました皆様方に心より感謝申し上げますとともに、講師の小泉先生からは、講師料の全額を木更津法人会にご寄付いただきましたことをご報告させていただきます。ありがとうございました。
(木更津法人会女性部会長 玉井百合子)

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